8月6日に思う事
道端の花

今日は8月6日、80年前の8時15分広島に原爆「リトルボーイ」が投下された日でした。私は東日本の片田舎出身でほとんど家族旅行なども無い家でしたので、広島県は遠すぎて行った事がありませんでした。

大学進学で上京してから、貧乏暮らしをしながらも何とかして訪れた所が「広島平和記念資料館(広島県)」「長崎原爆資料館(長崎県)」「知覧特攻平和会館(鹿児島県)」「沖縄県」でした。つまり太平洋戦争末期、多大な犠牲を払った人々の「声」が納められている場所です。私はそこで、涙を流しながら祖父と同じ多くの声を聞きました。

今は亡き私の祖父は、当時「兵隊さん」として東南アジアで終戦を迎えました。帰国まで2年を要したようで、故郷へ着いた頃祖父は既に死んだことになっておりお墓に名前が彫られていたそうです。私は幼少期大変なおじいちゃん子で、祖父からよく戦争の話を聞いて過ごしました。祖父の経験した詳細をここへは綴りませんが、祖父はいつもその「戦争経験」から得た教訓を私に話してくれました。

  • 誰に対しても優しくすること(祖父は現地の方を決して殴らなかったので、足を撃たれて動けなくなった時殺されずに助けてもらえた)
  • 勉強をすること(祖父は英語を独学で勉強しており「プリーズ ゴー トゥー ホスピタル」と言えた事で病院へ運んでもらえた)
  • 戦争は決してしてはいけないこと

祖父の部屋にはいつも大きなヤシの実が飾ってありました。それは、現地の方との友情の証でした。祖父を荼毘に付す際、棺桶の中にそのヤシの実も一緒に入れました。きっと「敵・味方に分かれて殺し合う」などと言う馬鹿げたものの無い世界で、祖父は親友と再会しているのでしょう。

昔も今も、私は祖父が大好きです。そしてその祖父が教えてくれた事を、私は今を生きる者として守って、そして息子へ伝えていきたいと思っています。

合掌

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