【香川ファイブアローズ】自由交渉選手リスト公示を見ての感想
自作のチャップマン選手応援カード

あぁついにこの時が来たのね。そう今シーズンが終わったという事は、また来シーズンへ向けてチームが動き出すという事だ。という訳で、早速本日自由交渉選手リストが公示されたので、誰の為にもならない個人的な感想付き駄文を綴ろうかと思う。一応私的な「惜しい」順に綴っていくが、あくまで素人の戯言なので「こっちの選手の方が惜しいだろ!」的な指摘は御容赦頂きたい。私だってエンタメ的に無理やりしているだけで、本心としては皆に残留してもらって来シーズンリベンジして欲しかったのだ。

感想の前に「自由交渉選手リスト」とは以下定義です。

第12条〔自由交渉選手リスト〕
(1) Bクラブおよび所属選手に下記のいずれかの事由が発生した場合、Bクラブ
は所属選手を自由交渉選手リストへ公示する。
① 所属元クラブによる当該選手への契約更新の意思がない場合
② 所属元クラブと当該選手との契約交渉が決裂し、契約更新がなされないこ
とが確定した場合
③ 所属元クラブと当該選手との現行契約の契約期間が満了した場合
④ 所属元クラブと当該選手との現行契約が合意解約または解除により終了し
た場合
(2) 前項各号の規定にかかわらず、所属選手が所属元クラブとの契約終了後に移
籍する移籍先との間において、すでに契約の合意および締結がなされている場
合は、自由交渉選手リストへの公示は行われない。
(3) いかなるクラブも、所属元クラブへの通知なくして、自由交渉選手リストに
掲載された選手と契約交渉および契約締結できるものとする。

Bリーグ規定より引用

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満尾竜次 選手

いつだったか今シーズン、私が現地観戦していた時すぐ前の席に座っていた女子高生と思われる一団が満尾竜次選手の大ファンだった。年齢相応の女の子らしく、大声を出すのを躊躇いながらも「竜次~💛」と黄色い声援を送っていたのが偲ばれる。2F席の中段で且つ女子高生の声が小さかったのでなかなか満尾選手は気付かず。40過ぎのおじさんが代わりに規格外の声量で「竜次~♡」と叫んでやろうかと思ったが、気付いたとしても別の理由で顔を向けない可能性が大だったのでぐっと堪えた。最終的に満尾選手は女子高生の存在に気付き、視線を向ける。その視線に気付き、一層メロメロになる女子高生。そんな若者達のやり取りの一部始終を眺め、ほっと胸をなでおろす中年男性。そんな初春の、淡く切ない思い出・・・。

あっ趣旨が違ってましたね。そのくらい皆に愛されていた選手ということです(無理やり)。今年のファイブアローズの集客戦略は「選手個人個人を推す」路線。選手個別のキャラを立たせるためにあの手この手でグッズを作っていて、それはとても良かった(成功)していたように思う。

①無料チケット等で一度現地観戦に来てもらう

②「推し」選手を見つけてもらう

③推し選手を見つつ、バスケ観戦そのものの面白さを知ってもらう

④バスケ観戦が好きになった方に、友達(知り合い)を連れてきてもらい①へ

こんな感じのサイクルで集客を増やしたように感じた。満尾選手のグッズを持っている方もとても多かったので、来シーズンいなくなってしまうのは惜しい。

もちろんプレイヤーとしてもすごくいい選手だった。全試合そうだったかは確証持てないけれど、私の見た試合では不動のスタメン。安定感抜群。中にも思い切って切れ込んでいくし、外からのシュートもある。また結構上背もあるので、ディフェンス面での貢献も大きかった。特に横浜EX戦の対ボンドのディフェンスは胸に来るものがあった。よく頑張ったね。

ここからは私の邪推になるが、この選手は上のカテゴリーに戻るんだろうなぁと思っている。昨シーズンはFE名古屋から移籍してきたが、たぶんもともと出戻りの契約があるんじゃないのかなぁ。「出場機会を増やして経験積んで来い!」みたいな感じで。ほんと邪推ですけどね。そのくらい、どのチームも欲しい人材だと思っている。毎試合あと5点多く取れる様になったら、本当に替えのきかない選手になると思います。(5点とか簡単に言うなや!と言う声が聞こえてくる)

選手とは関係のないキジトラ猫

近藤崚太 選手

満尾選手と同じく不動のスタメン、キャプテン近藤選手。昨シーズンからほぼごそっとメンバーが入れ替わった新生香川ファイブアローズの中で、いきなりキャプテンを任されて大変だっただろうなぁと老婆心ながら心中を慮って眺めていた。「どの試合に活躍した」って訳ではなくて、「どの試合も満遍なく活躍していた」と思う選手。前の観戦記でも書いたが、近藤選手と満尾選手はこのチームで潤滑油なような役割を果たしていた。オフェンスもディフェンスもボール回しも、乱高下無く平均点以上にこなせる。コンピューターゲーム的なパラメータ図作ったら、デコボコの無い比較的綺麗な5角形出来るみたいな。いなくなるのは実に惜しい。

たまにゾーンに入ると手を付けられなく3Pよりも、私が印象に残ったのはディフェンス。近藤選手が気迫のこもったディフェンスを率先してしたからこそ、このチームは「ディフェンスのチーム」としてチーム全体で意識を共有できたんじゃないかなぁ。普段寡黙そうだけど、背中で語る姿はかっこよかったです。是非来年もどこかで戦っている近藤選手を観たい。その際はファイブアローズ相手にはお手柔らかにお願いします!

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ブレコット・チャップマン 選手

満尾選手、近藤選手に続く不動のスタメン3人目、チャップマン選手。スタメン3人が自由交渉選手リスト公示かぁ・・・切ない。こちらも以前の観戦記で触れたが、何でもできるオールラウンダーで且つファンサービスもこなす素敵な選手だった。コート外の笑顔とは違って、コート内では闘将。華麗な身のこなしをしつつも、泥臭い役割も厭わない気持ちの乗ったプレーは観る者を魅了してくれた。家内はムッサ・ダマ選手が一推しなのは変わらないが、チャップマン選手にも熱い視線を送っていた。私もチャップマン選手の応援グッズを自作して、毎回掲げて応援した。いなくなるのは寂しいなぁ。見当違いかもしれないが、寒さが和らいだ頃から調子を落とした(特にシュート成功率が明らかに落ちた)様に感じたので、母国でゆっくり静養して、またどこかで華麗なプレイを見せて欲しいと思う。

記事とは関係ないキジトラ猫

松尾河秋 選手

同時期に加入した小林巧選手に、やはりイメージ的に劣ってしまった感があるかな。特別指定選手として数少ないチャンスをものにするのは大変だと思うが、その少ないチャンスに印象的な得点を取っていればまた違った未来もあった気がする。新潟戦GAME2では印象的な守備を披露してくれた。新潟#14冨岡選手はしつこすぎる守備に本気で怒っていたが、試合後頭を下げながら先輩選手に握手を求めに行っていた姿を見て「頑張れ」と私は呟いていた。まだまだ始まったばかりのバスケットボール選手人生。頑張れ。

ニューベリー・リチャード 選手

「リッチー」の愛称で昨シーズンから引き続きファイブアローズに在籍してくれた選手。ハードな守備を求められる籔(内HC)さんの起用方針とは合わなかったのか、2年間通じてあまりプレイする機会が無かった。登場する時は基本的に既に勝敗の決している場面で、正直私にはこれといった印象は残っていない。が、動き自体は機敏で「HCの相性が合えば活躍できるのでは?」と思う場面もあった。20代の貴重な時期なので、彼自身の選手人生の為にもどこかで活躍して欲しいなと思う。

記事とは関係ない三毛猫

シェイク・ケイタ 選手

会場にはいつも姿を見せていたが、プレイしている姿を少なくとも私は一度も見ることがなかった。203cmとサイズはあるので、外国籍選手が負傷した場合に備えての雇用だったのかなぁ。あるいはあくまで練習相手要員?よく分からない。ベンチ入りすらなかったので、試合前アップのシュート1本すらお目にかかることなく終わってしまった。本人も悔しかっただろうが、グッズ売り場にケイタ選手のグッズを並べられても、ブースター的にもどうしたらいいか分からなかった。

番外編

岡田優介 選手

引退でも一応形式的に自由交渉選手リストに公示されるんですね。新潟戦GAME3終了後、言葉に詰まりながら述べたセリフを私は忘れない。

「香川に来てよかった」。

移住者である私は、恐らく純粋な香川県民とは別の意味でグッと来た。私は今これ堂々と言えるかなぁと。読んでる方は気分を害するかもしれないが、十数年前の少なくとも移住1年目だった頃の私は全くそんな事思えなかった。文化圏の違いによる諸々に随分苦労していたし、正直移住失敗の方が体感的な割合としては大きかった。まあプロスポーツ選手は移籍が前提になるから慣れているのかもしれないし、実際仕事(練習)しているのは世界色々な出身者だらけの人達とで、そんなに地域性は感じなかったのかもしれないけれど・・・。はい、この辺の話は趣旨がずれるから終わり。少なくとも、私は本心でこう返したい。

「こちらこそ、あなたに来てもらえてよかった」。

伝わるといいなぁ。きっとアローズブースターの声援で伝わっているよね。

記事とは関係ない三毛猫

籔内ヘッドコーチ

私は昨シーズンから香川ファイブアローズのブースターになったので、ヘッドコーチは籔さんしか知らない。厳しい人なんだろうなと思う。私みたいな人の顔色をどうしても窺ってしまうダメ人間には務まらない難しい仕事だ。本日はコーチ陣に関しては音沙汰無し。続投か否か。

年明け頃は9割9分、プレイオフを勝ち進もうが何だろうが今シーズン限りで辞めると決めていた様に見受けられた。気持ちは分かる。私の周りの移住者も、2年足らずで皆帰っていった。諸々の事に「どうして?」と思っている様が顔に、そして言動に出ていた様に思う。しかしここ1月は少し変化が見られた。それはブースターにも籔さん自身にも。だから何だと言う訳ではないが、「もう少しやるか」となってもならなくてもどちらもありそうな気がしている。あやふやですね。

正直私としては違うHCの元、全然違うプレイスタイルのファイブアローズを観たい気もするし、また1年目より明らかに采配が上手くなった籔さんの3年目も見たい気もする。ここは「どちらに転がってもそれぞれ面白そう」という卑怯な道に逃げて終了とさせて頂く。

最後に

一応補足しておくと、自由交渉選手リストに公示されたからと言って来シーズン契約しないことが確定したわけではないので、もしかしたら再契約があるかもしれません。逆もしかり。昨シーズンはリッチーが前者。イバン・ラベネル選手が後者(自由交渉選手リストに出なかったが最終的に移籍して新潟へ)。

また追加で何か情報が出たりしたら、需要もないのに駄文を綴っていこうかと思う。いやぁしかし昨シーズン終了後はムッサとイバン以外全員自由交渉選手リスト公示だったので、今年はまだ何とか浅い傷で済んだと言えるのではないでしょうか。(白目)

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