
最近これと言ったニュースが無かったのであまり触れて来なかったのだが、気付けば明日がB3リーグ香川ファイブアローズの開幕戦となったので、ここ最近の個人的な雑感を綴ろうかと思う。楽しみなのだが素直に喜べない感じもあり、もやもやした気持ちがあるので一度吐き出そうと思う。
「ごちゃごちゃ言うな!純粋に応援しなよ!」と言う方には不快になるかもしれないので予め断っておく。言い訳苦しく聞こえるかも知れないが、一応我が家も開幕戦は2日とも全力で現地応援に駆け付けるつもりだ。
ロスター未発表
※9/27追記。本日ロスター発表ありました。すみませんでした。
開幕を明日に控えた9/26現在、香川ファイブアローズはロスター発表をしていない。別にロスターを発表しなければいけないリーグ規則は無いのでいいと言えばいいのだが、確か社長が自ら「ロスター発表はする」と以前言っていたかと思うので、厳しい言い方かもしれないが自分で言った以上、そこんところは守って欲しいなと思う。
昨シーズンはロスター発表しており、私の様な大してバスケ選手の知識の無いライト層からすると「GMはどういった意図を持ってこのメンバーを集めたのかな?」と言うのが文面で読めて面白かった記憶がある。私は無知ゆえによく分からないのだが、開幕戦後にロスター発表する事もあるのだろうか?それが「あり」だとして、エンタメ的に開幕後にしたところで意味があるのかどうか、その辺は何とも言えない。
恐らくここまで発表出来なかった理由があるのだろうが、それならそれで情報発信して欲しい。今回に関しては「沈黙」は悪手だったのではないかと思う。
ムッサ・ダマ選手の去就
自由交渉選手リストに公示されなかったムッサ・ダマ選手がどうなるのか、我が家的にはずっと気にかけてきたが結局何ら発表が無いまま開幕を迎えることになりそうだ。契約問題なのでどちらがどうだったか、内部事情はもちろん公表出来ないのだろうしファイブアローズ側には全く非が無かったのかもしれないが、せめてもう契約の目が無くなった時点で「Thank you!」メッセージを流して、ブースターへふんぎりをつかせて欲しかったなと思う。
お互い顔も見たくないくらいの喧嘩別れをしたのかもしれないが、それは会社⇔選手の問題であり、会社⇔ブースターへは義理を果たして欲しい。それが昨シーズンまでその選手を「推していたブースター」への最低限の対応ではないだろうか。会社⇔選手は契約が切れたら関係が終わるかもしれないが、会社⇔ブースターはチームが存続する以上ずっと続くのだ。その選手のグッズを買う等で、少なからず売り上げに貢献してきたブースターをないがしろにしないで欲しいなと思う。
リトルアローズのパフォーマンス機会減少
私は最近になってXを始めたので、様々な声を面白おかしく眺めるようになったのだが、その中で「リトルアローズのパフォーマンス機会が今シーズンから減少する」といった声を見聞きした。結構喧々諤々の論争になっており、人それぞれ意見があってそれはそれで全くいいのだが、個人的には残念に思った。以前の観戦記で私は私なりのリトルアローズへの想いを綴った事があるのだが、更に付け足して綴りたい。
お客からお金を貰う「プロ興行」は、完成品を見せなければならない。お客は基本的には「成果物」に対して対価を支払っているのであり、「過程」は評価しない。つまりどんなに一生懸命作ろうが、出された料理の味が金額に見合っていないと判断したらお客は満足しない。そういった意味では、ある意味リトルアローズの提供する「成果物」は、「対価」に見合っていないと言う事も出来るかもしれない。余所のほとんどのBリーグチームにリトルアローズのようなチアがいない理由とも重なる。
ただし、私は異を唱える。もし香川ファイブアローズにリトルアローズしかいないのであれば不満が出るのかもしれないが、香川ファイブアローズには「成果物」で勝負できるユナイテッド・アーチャーズがいる。そして、世の中には「未完成品だが成長する過程を楽しむ」というコンテンツも立派に存在している。近年(と言っていいのか分からないが)例えばAKB48はそうした「未完成品をみんなで育てる」という戦略で成功を収めたはずだ。むしろ「成果物」と「未完成品の成長」という2つのコンテンツを有している事こそが、香川ファイブアローズの1つの大きな魅力だと私は思うのだ。
リトルアローズのパフォーマンスは、大人から見たら物足りないのかもしれない。しかし彼女らの一歩は、大人の一歩とは全く歩幅が違う。それは何をするにも当てはまる。私は実際に子育てをするまでこの本当の意味が分かっていなかった。今それが分かるからこそ、全ての親が我が子が初めて立ち歩いた瞬間に涙することに共感できるのだ。大人から見たら何でもない事なのにも関わらず。
きっと足繁く会場に足を運び、リトルアローズをよく見ている方ほど、今回の措置は残念に思うのではないだろうか。なぜなら「成長を楽しめる」のは「頻繁に見ていないと実感できない」からだ。そう言った意味では、何年も足繁く通うブースター用の隠れた優秀なコンテンツなのだと私は思う。ほんのわずかな変化かもしれないが、彼女たちは毎回確実に進歩している。その歩幅は、はたから見ると分からない程小さいかもしれないけれど、私はその脇に立ってずっと一緒に歩いていたかったと思う。
先に断った様に、上記はあくまで私の一意見に過ぎず、強要するものではない事を改めて綴っておく。私は基本的にポジティブな事を綴り続け香川ファイブアローズを応援してきたが、かと言って臭い物に蓋をし、見て見ぬふりをするつもりも無い。変だと思った事は「変だ」という事も大切だと思っている。
何はともあれ開幕戦!
と色々と綴ってはきたが、私は一応結構熱心なブースターではある(じゃなければ、毎回膨大な時間を投資して記事を書けない)ので、なんだかんだ開幕戦を楽しみにしている。盛り上げに一役買おうと、ポスター貼りのボランティアにも行った。是非とも勝って欲しい。
私がブースターになってから、まだ歓喜の涙でシーズンを終える経験をしていない。何とか今シーズンこそは嬉し涙でシーズンを終えて欲しいと切に願っている。特にシーズン序盤の取りこぼしが後半効いてくるので、今シーズンはロケットスタートを決めて欲しい!
まとめ
- 香川ファイブアローズ開幕戦を明日に控え、なんとなく思った事をつらつらと綴りました。
- ネガティブな印象を与えたら申し訳ございません。
- 2連勝を期待して現地応援します!
息子がエスコートキッズに当選したよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。