リトルアローズへ贈る言葉
リトルアローズ

昨夜、仕事と息子の習い事の送迎を終え、朝から続いていた激しい頭痛の中「X」を見たら、リトルアローズの事が話題になっていた。情弱中年には何がどうなっているのか詳しいところは分からないが文脈から察するに、リトルアローズはその活動を終了したように解釈できた。(解釈が誤っているかもしれないが)その上で、私なりの言葉を彼女らに贈りたいと思う。

我が家が初めて香川ファイブローズ観戦に足を運んだのは2023-2024シーズン「VS豊田合成スコーピオンズ戦」だったと記憶している。あるツテで無料チケットを入手し「息子の経験」として訪れただけで、予備知識等は全く持ち合わせていなかった。観客数は1,000人程度。お世辞にも「活気がある」とは言えなかった。私と家内は息子が少しでも楽しめるよう、ガラガラの客席でも周りに合わせて出来るだけ声を出した。息子は当時小学2年生、初めてのプロスポーツ観戦。もともとの発育の遅れ&感覚過敏もある息子が、会場に馴染めるか不安があった。そんな中、タイムアウトの僅かな時間、元気に飛び出てきたパフォーマーがいた。明らかな子供達。入場時に貰った観戦パンフレットによると、彼女たちは「リトルアローズ」というチアグループだった。

昔ながらのボンボンを持ち、彼女たちは目いっぱいの笑顔で踊る。それほど複雑な振り付けではない。しかし息子の目は彼女たちに釘付けになる。自分と同じ、いやそれ以上に小さい女の子もいるが、皆一生懸命踊っている。観戦の合間の束の間の休息。気付けば、家族みんなで手を叩く。あっと言う間のパフォーマンス。息子は笑顔になる。

息子は仮面ライダーが見れない。善悪があろうが「人が戦う」のが好きでは無いからだ。大男たちがコート上で凌ぎを削るバスケ。その迫力に押され少し怖がっていた息子だったが、リトルアローズのお陰ですっかり笑顔になり、観戦にのめり込んだ。ハーフタイムにメガホンを買い、そして「次回観戦時はタオルダンスをしたい!」と、帰りのロビーでこの日大活躍した#16松井啓十郎選手のタオルを買った。息子の笑顔が嬉しかった。

#16松井啓十郎選手のタオル

リトルアローズがいなくても、息子は香川ファイブアローズを好きになっていたのかもしれない。

リトルアローズがいなくても、我が家は足繁く応援に通うようになったのかもしれない。

リトルアローズがいなくても、香川ファイブアローズは成り立つのかもしれない。

しかし、これだけは言いたい。

リトルアローズの皆さん、本当にありがとうございました。

あなた達のいた香川ファイブアローズは最高でした。

我が家のAlexaは『以心電信』『舞台に立って』がよく流れる。息子がプレイリストに入れたからだ。この文章を書いている今も流れている。好きな部分を引用して終わる。

でもね好きだから諦めなかった
このがむしゃらな毎日がきっと
願った結末に繋がっているって
信じてる

さあ
待ちに待った舞台に立って
高鳴る鼓動挑戦の合図
何度も何度も
イメージしてきた
どんな自分も越えてみせる
大きく吸った息を吐いて
もう一度目線を上げれば
かさぶたばっかの毎日も
今に繋がっていると思えた
そうだ夢に見ていた景色の
目の前に立っているんだ

ーYOASOBI『舞台に立って』より引用

あなた達の立った舞台を、私は決して忘れない。

[ブログランキング参加中]

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 人気ブログランキング人気ブログランキング

香川にゃんこさんを応援してくれる方は、クリックをお願いします!

スポンサーリンク

Xでフォローしよう

株式投資の事
おすすめの記事