
この夏、私は40代半ばにして転職活動を行い、他社様から内定を頂きました。
転職なのでもちろん現職とはさようなら。引継ぎ(と嫌がらせ)の関係で有休全消化とは行かなかったのですが、ここ数カ月それなりに時間的余裕のある日々を過ごし、新たな人生への英気を養いました。新たな職場で自分がどれくらい通用するのかは未知数ですが、実力不足だったらそこで努力し、見合う実力を身に付ければいい事。前向きに人生を楽しみながら働きたいと思っています。
そして先日、香川県に移住してきてから約十数年間働いた職場へ、最後の出社をしてきました。
十余年働いた会社の事
前にも少し綴った事がありますが移住してきた当時、初出勤した「余所者」への風当たりは相当辛いものがありました。システム担当なのにも関わらずパソコンが無いどころかデスクすらも無く、私の居場所はどこにもありませんでした。簡易的なデスク購入や最低限スペックのパソコン購入の為、当時の事務長へなぜか私が頭を下げ何とか仕事を出来るだけの備品を購入。しかし私には部屋が無く、通路にデスクを置いて作業をしていました。今冷静に振り返ると
いい年した大人が「理不尽ないじめ」とかみっともないですね。
いらないなら雇わなければいいのにね。こっちは移住までしてきたのに酷い話です。従って先ず私は「自身の存在価値」を認めさせるべく、地道に頑張るしかありませんでした。数年経ち、(上記みたいな事平気でする会社なのでたかが知れていますが)私の職場状況も改善。何とか「仕事部屋」と「まともなデスク」を入手して仕事をこなす事十余年。途中かなり大きなプロジェクトの総責任者をしたりと、今振り返ると貴重な経験を積むことが出来ました。つらつら思い返すと酷い仕打ちをいっぱい受けてきましたが、少なくとも私はここの給料に依存して十数年生きてきたのは確か。
今となっては感謝しかないですね。
辞めたからこそ言えるのかもしれませんけど。ただまあ社員が自殺するような環境はやめて欲しいですね。まあやめる気が見えなかったんで、こっちが辞めましたけど(うまい!)。

最後の出社で思った事
それなりに多くの年数在籍したので、気の合う方々から(表面上は)それなりに惜しまれながらの最終出社となりました。
最後囲んで世間話している時「最近生き生きしてるね」と言われたんですよね。それが嬉しかったです。やはり生き方を変えたのは間違っていなかったのかと確信が持てました。またその時老婆心ながら周りの方へ「とにかく行動を起こす(そして習慣化する)と良い事いっぱいあるよ」という話をしました。毎日「勉強する」とか「読書する」とか「運動する」とか。けれど大抵の人は「めんどうで無理~」って感じでした。
ほんの数年前までの私を見ているみたいで、「もったいないな」と強く思いました。
そこにいた皆さんはとてもいい人たちで、もっと活躍できる場が多くあるのに・・・。けれど、こればっかりは自発的に変わるしかありません。結局、人生の幸福度を上げるには自分のマインドをいかに変えられるかの勝負。引き続き、私は自分の変えられる範囲の事だけに集中し、前向きに人生を歩んでいこうと改めて思いました。
自分の及び得ない事柄に対して文句を言い続けていても、何も変わりません。「政治が悪い」「インフレしている社会が悪い」「給料を上げない会社が悪い」・・・。こういった「他責思考」では、いつまで経っても人生の幸福度は上がりません。
重要なのは「ではこういった環境で自分はどうしてきたか」といった「自責思考」を持つこと。自分の力の及び得る事柄だけに集中し、自発的に「自分を変える」事が重要なのです。
まとめ
- 十数年働いた会社を退職しました。
- 最終出社日に思った事を綴りました。
- これからも自責思考で頑張り続けようと改めて思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。











