
11月3日(月)、B3リーグ第6節トライフープ岡山VS香川ファイブアローズGAME2の試合を現地観戦してきたので、観戦記として書き残す。我が家にとっては先月の徳島ガンバロウズ戦に続く、人生2回目のアウェイ観戦となった。前日のGAME1は、ネット上の情報によると香川ファイブアローズが第3Q突き放しての勝利。上位対決なので是非とも今日も勝利を掴んで、現在首位の徳島の後を追いかけて欲しいところ。
毎度おなじみになるが、この観戦記はあくまで素人の戯言なのでその点をご了承の上お読み頂きたい。
試合前
我が家は車無い族なので、隣県と言えども全ての移動は電車となる。従って先ずは岡山駅を目指す。10時過ぎ、高松発の自由席マリンライナーに揺られ一路岡山駅へ。朝ラン5キロしてからの乗車なので爆睡。よく寝たので車中の写真等は一切無いのだが、特に瀬戸大橋渡っている時の景色は息を飲む美しさなので、日本中の方、機会があったら是非乗ってみて下さいね。(下の写真は昔撮った写真)

11時過ぎ、岡山駅着。ここから会場のシゲトーアリーナへは徒歩移動となる。いやまあバスでもいいのだろうが健康への投資が最強なので、たかだか1,2キロ程度なら全然歩く。皆様も「毎日走れ!」とは言いませんが、毎日歩いて下さいね。4,000歩以上毎日歩くと健康に段違いの結果が出るとのエビデンスもあります。
ってこれ何の記事やねん。

途中昼ご飯を買ったりで11時40分過ぎ、会場着。いやアローズブースターの方が多いんじゃない?これ。みんな香川ファイブアローズをブーストしようと必死やな!(褒め言葉です)


我が家は1F自由席を事前に購入済。クラブアローズは一般入場より早く入れてくれるとのこと。アウェイなのに多過ぎて、急遽の処置っぽい。
※11/4追記。トライフープ岡山のブースター様より、通常からアウェイ有料会員は先行入場できるとの御情報を頂きました。すごい!
12:25入場。1Fメイン側、前から4段目くらいの中央あたりの席をキープする。普段アウェイと言うとベンチ側、選手の背面辺りの席にブースターが固まるのだが、息子が「試合が見辛い」とストイックな主張を譲らず、離れ小島覚悟で中央へ行った。もちろん周りはトライフープ岡山ブースターだらけ。息子曰く「どこだろうと声出すから大丈夫」との事。頼もしい。(つらい)

入場時に配られたこの選手の呼び方、これは香川ファイブアローズも取り入れて欲しいと思いました。前回の徳島ガンバロウズ戦の時も思ったのだが、MCさんから「〇〇選手はこう呼びましょう!」とアナウンスしていて分かりやすかった。これまた昔運営提案の記事で綴ったことがあるのだが、基本的に応援時のこういった「あやふやなもの」はクラブ側でもう決めて欲しい。少なくとも「分からないから自信を持って声を出せない」は防げる。そしてバスケ観戦に関しては、声を出してノッた方が断然楽しめる(個人の主観)。どんどんお客さんを「ノせて」欲しいなと、個人的には思う。
「ジェイコブ・ランプキン」を「ジェイク」って呼ぶとか、周りとの繋がりの無い方はわかんないでしょ普通。

余談なのだが、シゲトーアリーナに限らずこの「ベンチタイプ」の座席がどうも苦手。背もたれが無い(後ろの人の足から守られない)し、このタイプ総じて前後の座席幅狭すぎるし。私は成人男性としてそんなに身体は大きくない方だが、それでも足がかなり窮屈だった。前に座っている方が深く座ったり、或いは重心を後ろ気味にかける方だと、地獄と化す。まあその場合は気軽にずれることができるメリットがあるが、気が小さいため「ずれたらずれた先の後ろの人に迷惑かかる」と思うと、結局じっとしているしかなかった。以上、ただの独り言でした。
ただ座席が個人的に苦手というだけで、会場自体はとても綺麗でした。コート内も会場通路もトイレも、何と言うか空間自体に余裕があって広さを感じる。本日は2,500名程度の来場があったとの事だが全然そんな感じしなかった。いいね!

マスコットのトライプ君も頑張っておもてなししていた。これもいいね!
また、今年里帰りした際に新潟アルビレックスBBのホームコートに寄る機会があったのだが、選手の幕が「外に向かって」出ていたんですよね。トライフープ岡山も出ていました。

これ試合ある時だけなのかな?新潟はバスケオフシーズンの8月で幕出ていたってことは常に出てるんだと思うのですが、香川ファイブアローズはこれ出来ないんですかね?これって多分行政の力なんだと思うんですけど、これまた何度も言いますが、もっと行政が積極的にプロスポーツ推してって欲しいんですよね。冒頭のマンホールもそうですが、岡山は岡山駅で「ファジアーノ岡山」すごい推してたし、街歩いているだけで県民に「おらが街」のプロスポーツを目に付くようにしていました(卓球等別のマンホールもあった)。この差が大きいんだと思うんですよね。香川県長く住んでましたけど、自発的に試合観に行ってブースターになるまで、香川ファイブアローズの事って大して知りませんでした。なぜならば、普通に生活している分にはあんまり目に付かないからです。
人にはバイアスがあります。「多く見聞きする物」は、自然と信用してしまう。例えば、聞いた事の無いメーカーの作った歯ブラシより、LION等の聞いた事のあるメーカーが作った歯ブラシを無意識に選びます。だからこそ、企業は莫大な費用をかけ広告を出し「見聞きした事のある」状態にしている訳です。こういった「マーケティング手法」を侮らず、もうちょっと県を挙げて取り組んで欲しいなと思いました。
13:40 チアパフォーマンス。幼い!中学生でしょうか?変な事言うようですが、この位の年頃の女の子を私みたいな中年が凝視すると何だか犯罪的な匂いがしてくるので、あまり観れません。小学生or高校生ならばまた違ってくるんですが・・・。つか子供チアなんて結構どこでもいるじゃんね。。
13:50 選手入場。暗転はせず。クラブによって演出が色々違って為になる。
13:55 ロスター発表。この日はキッズデイと言う事で、子供が選手名を呼び上げる。「主役は子供!」。こういった演出は本当素晴らしいと思いました。
14:15 選手からファンへのメッセージがビジョンに流れる。恐らく毎節選手1名のメッセージが流れるのだと思われるが、この演出も良いですね。これも取り入れて行って欲しいなぁ。香川ファイブアローズのホーム試合では毎節「ピックアップ選手」と称してその選手を推しているのだが、このメッセージはそのピックアップ選手とは別にランダムで流して欲しい。自分の推し選手のメッセージがいつ出るか分からない方が、会場に足運びそうですしね。まあ同日でもいいですけど。
試合開始!
第1クォーター
14:33 TIP OFF。#2パト(カロンジ磯山パトリック選手)、#5AD(アレックスデイビス選手)、#9UK(請田祐哉選手)、#13(高橋)育実(選手)、#31タッカー(ヘイモンド選手)でスタート。今節から#13育実スタメンらしくて、今シーズン育実にブレイクして欲しい私としては嬉しい。この機会を生かして、プレイタイムを増やして欲しいなと願っている。(ただこの日はあまり活躍できず)
GAME1の第1Qはお互いのチームが随分点数を取ったようだが、この日は静かな立ち上がり。開始5分経って6-8とロースコアで、香川リード。立ち上がりだからか、何と言うかお互い味方同士の意思疎通がいまいちと言った感じでターンオーバーも多め。少しムリ目なパスが多いのかな?まあそれだけお互いタイトなディフェンスをしているとも言えるのですが。岡山はファウルが先行し、早くも4ファウルで苦しい。この辺上手く使ってファイブアローズはフリースローを得るが、まあこの日はビックリするくらいフリースローが入らず。この「理屈を超えて全然入らないフリースロー」を見ると「ああ今日は負けの日なのか」とトラウマの様に過去の敗戦がフラッシュバックする。負ける時は何故かフリースローにも見放される。私的な「バスケあるある」です。
残り3:45、香川もファウル4つ目。岡山のフリースローは笑っちゃうくらい確実に入る。先に試合トータルの結果を言うと、岡山多分1本しかフリースロー外さなかったんじゃないかな?本当によくフリースロー入っていました。
嫌な流れの中、#4(高橋)克実(選手)がエンドワンをもぎ取る!しかし「あの克実」がフリースロー外し、いよいよ嫌な予感が現実のものと認めざるを得なくなる。しかしその流れの中でも選手は腐らない。克実が汚名返上の3P→UKも3P→克実がまた3Pと沈めて、17-22香川リードで第1Q終了。岡山はフリーになった際の3Pは確実に決めてくるイメージ。なかなか強い。
第2クォーター
15:00 #4克実、#5AD、#6ジェイク(ジェイコブ・ランプキン選手)、#8(高橋)耕陽(選手)、#46(今林)萌(選手)でスタート。岡山#40ジョシュ・スコット選手の突破力が凄い。体格を生かしてグイグイゴール下に侵入、あわよくばエンドワンももぎ取る。また先に綴ったようにフリースローも得意の様で、全く外さず。バケモノかよ。
ADが不意の3Pを突き刺すが、岡山も間髪入れず3Pを沈める。この試合、香川が3Pを決めるとすかさず岡山も3Pを取り返すといった展開(逆もあり)をよく観た。どちらも「負けるか!」と言った意地の様な物が見えて燃(萌)える。いいね!
第1Qからそうだったがこの第2Qになると岡山のディフェンスがより強固になり、特に中はガチガチに固めてファイブアローズはなかなか中へ入れず。ただし「ならば」と#6ジェイクが絶妙な位置からのジャンパーをよく沈め、じわじわと点差を引き離しにかかる。オフィシャルタイムアウト時は29-38香川リード。
その後、一時10点差以上開くが岡山も終了間際に盛り返し37-44で第2Q終了。残り1分頃に、#46萌が足をつったのかベンチに自ら引き下がる。はっきり言って最早主戦力の1人なので、何とか大事に至らずコートに戻ってきて欲しいと願う。

ハーフタイムと余談
この日は薬物乱用防止啓発のキャンペーンをしており、私も大変興味深く学ばせてもらった。以前このブログでも綴った事があるのだが、私は大学生だった頃、このオーバードーズに苦しんでいる友人がいた。
こういった啓発活動はどんどんして欲しい。他人事ではなく、人はいつでも「そっち側」へ行く可能性があるのだという事を肝に銘じておくべきだ。高校生の朗読も素晴らしかった。

後、また一つ余談なのだが岡山の会場、メイン側に座るとビジョン全然見えないんで少しビジョンをホーム側ゴール裏中央へずらしたらどうでしょうか。なぜかというと、点数取るとその点数取った選手の顔写真が出る演出してたんですよね(多分そうですよね?)。試合終了間際に偶然ビジョン見て気付きました。その演出自体はとっても良いんですが、ビジョンが見えないんでそもそも見れませんでした・・・残念!
第3クォーター
15:45 #2パト、#5AD、#9UK、#13育実、#31タッカーのスタメンに戻って第3Qスタート。ファイブアローズのぎこちない立ち上がりを突いて、岡山があれよあれよと点数を重ね、完全に波に乗る。あっと言う間に同点・・・にとどまらず逆転。48-44岡山連続で11得点。
何と言うか一度こうなった時のファイブアローズって、昨シーズンはそのままずるずる行くイメージが強かったのだが、今シーズンは何とかしてくれそうな変な安心感があるのは私だけでしょうか。#46きっと萌が何とかしてくれる・・・って萌ケガ(?)で引っ込んでたがな!誰か何とかして・・・。#2パトが何とか苦しい位置から2Pを決めてくれ、4分近く経ちファイブアローズ後半初得点。その後お互いオープンな打ち合いに。
途中#9UKが魂のディフェンス!センターライン間際までしつこく張り付き、8秒バイオレーションに焦った岡山からボールを奪取。かっこよかったぜ!
苦しい展開ながらも#6ジェイクがエンドワンをもぎ取る!が、フリースローは相変わらず入らず。ここまで入らないのにむしろよく戦えてるわ。62-61岡山リードで第3Q終了。もはやどっちに転ぶか全くわからず。
第4クォーター
16:07 #2パト、#6ジェイク、#8耕陽、#26(小林)巧(選手)、#31タッカーでスタート。タッカーがさらっと2Pを沈め幕開け。幸先良し。しかしその後、64-63岡山リードの場面で点数が止まる。お互い決め手を欠き点数入らず、じりじりした展開。ファイブアローズはべったり貼り付く守備を徹底し、岡山にタフショットを強いる。先に言うと、これが最後の最後じわじわ効いてきた感じ。
5分を残し、岡山ファウル4つ目。この日岡山は終始ファウルトラブルに悩まされた。その後、ジェイクがファウルをもらいフリースローでようやく均衡が崩れる(けれど1本しか入らず)。オフィシャルタイムアウト時は64-64。
残り3分半、ファイブアローズも4ファウル。点数もほぼ同点で苦しい所、かなり厳しい角度から#9UKが値千金の2Pを沈める!UKよく決めたよ!66-69香川リードで岡山すかさずタイムアウト。
タイムアウト後もファイブアローズはたんたんと厳しいディフェンスで岡山のミスを誘う。コートに戻って来た#46萌がレイアップ→フェイダウェイと連続得点を決め、岡山を突き放す。やっぱり何とかしてくれたわ!克実も最後点差を維持する3Pを冷静に沈め、勝負あり。
74-83で香川ファイブアローズ勝利。よくやったよ!

徳島に続いた今回のアウェイ観戦。学ぶところがいっぱいあって、とても勉強になりました。今回はファイブアローズが2連勝できたが、トライフープ岡山もとても強いチームで、どっちに転んでもおかしくないゲームでした。試合後のHCさんが「今度は香川でやり返す!」と言っていましたが、本当強くて気を引き締めなければいけませんね。頑張れ!香川ファイブアローズ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。













