香川ファイブアローズVS新潟アルビレックスBB GAME2観戦記 2024-2025プレイオフ クォーターファイナル
香川対新潟スコアボード(粗すぎ)

先日に引き続き、香川ファイブアローズVS新潟アルビレックスBBの試合を現地観戦してきたので観戦記として書き残す。あくまでスポーツ観戦好きの素人が書いていることなので、その点は御了承頂きたい。

昨日の敗戦により、香川ファイブアローズにとっては正に背水の陣の試合となった。先日は特にディフェンス面で「らしくないな」という試合だったので、結果がどうあれ今日は悔いの残らないような「らしい」試合をして欲しい。そんな事を思いながら高松市体育館へ向かった。

試合前

10:30 高松市体育館着。本日は昨日と違い所用もなく、また自由席での観戦なので少しでもいい位置から観るために行列に並ぶ覚悟で早く来る。が、早すぎたのか一般入場口には数名のブースターがいるだけ。後は開場まで、憎らしいほど雲一つない晴天の下でただひたすら待つ。暑い。入場直前に、先日は写真に収めることが出来なかったブルーインパルスが上空を通る。ただただかっこいいが、戦闘機という性質上、複雑な心境となる。このまま見世物として終わる世の中が続くことを切に願う。

結局撮れなかった残念な携帯

12:00 入場。2Fメイン側、端だが最前列を確保する。最近は2Fベンチ側中央から観ることが多かったが、やはりメイン側の「もてなされてる感」も捨て難い。不吉なことを言うようだが、本日万が一があったらこのチームはそのまま解散となる。その可能性を捨てきれない以上、端でも今日は正面から観たかった。

12:10 選手達のアップを見ながら昼食をとる。先日足がつって退場していたキャプテン(近藤崚太選手)の姿も見える。慎重にアップをしているようだが何とか出れそうだ。キャプテンの存在は、今のファイブアローズに無くてはならないもの。祈るような気持ちで見つめる。(高橋)育実(選手)の姿が見える。品川戦で負傷したが大分良くなったのか、出たくてウズウズしているかのようにボールを扱っている。もしファイブアローズが今の危機を脱して、「次」があったら育実も試合に戻れるのではないか。勝手にそう決めつけながら、選手の奮起に思いを馳せた。

13:15 恒例の岡田(優介)選手の3P乱発の後、選手入場。UA(ユナイテッド・アーチャーズ)に先日不在だったZEROさんがいる。「昨日とは違うんだ」と強い気持ちを持つ。昨日苦しめられた新潟の#0(樋口選手)がいない事に気付く。ファイブアローズにとっては朗報だが、他力なので素直には喜べず。あくまで自分達に目を向けて戦ってほしい。

ZEROさんのいるUA

13:58 試合開始直前。イエローの数が明らかに昨日より多い。ブースターの作り上げた空気は、昨日とは比較にならない力を放っている。「俺達は」勝つんだ。昔よくテレビで観たイングランドプレミアリーグ、リバプールのサポーターが歌う私の大好きなアンセム(応援歌)がある。「You'll Never Walk Alone」。あなたたち(選手達)は決して1人ではない。高らかにそう歌い上げるサポーターがいるからこそ、常にリバプールは強豪であり続けている。ファイブアローズはどうか。ブースターの一人として、心の中で私は叫ぶ。「さあ行こうぜ!俺達がついている!」。

試合開始!

第1クォーター

14:00 TIP OFF。AD(アレックス・デイビス選手)がジャンプボールを制して、負けられない試合が始まる。ファイブアローズのスタメンはいつもの5名、AD、(ブレコット・)チャップマン(選手)、キャプテン、請田(祐哉選手)、満尾(竜次選手)。立ち上がりから、昨日とは見違えるようなハードなディフェンスを見せ、新潟に楽をさせない。そう、ファイブアローズはこうであってほしい。

昨日に引き続き、主力の一人チャップマンのシュートがいまいち冴えないが、キレキレの請田が躍動する。シーズン途中、その輝きが曇っていた時期もあったが今は違う。頼もしいボール運び&ドリブルにこちらも嬉しくなる。残り5分以上を残して新潟4ファイル。この気合の入ったファイブアローズの相手をするのはさぞ辛かろう。我が家のアイドル、ムッサ(・ダマ選手)も登場。1歩が信じられないくらい長いレイアップを決め、家族みんなで盛り上がる。絶好調のムッサ&3Pを沈めまくった(高橋)克実(選手)の活躍もあり、28-17香川リードで終了。終盤出てきた(小林)巧(選手)。先日は活躍できなかったが本日は他のメンバー同様、「らしい」ハードなデイフェンスをしている。「今日はやってくれるかも」という期待を込めて見つめる。いきなりファウルを取られたが全く問題ない。どんどん行け。

第2クォーター

14:25 第2Q開始。#1(川村選手)と#25(ムッサ・ダマ選手)が一触即発の雰囲気。ファイブアローズは明らかに川村選手を潰しにかかってきているが、川村選手も簡単には引き下がらない。このベテランをいかに抑え込むかが鍵だ。

ケニー(・ローソン・Jr選手)の3Pで幕開け。先日活躍できなかったケニーも本日は躍動し、点数を重ねていく。オフタイム、ムッサがコート上5名の中心になって激を飛ばしている。その姿を見て胸が熱くなる。今シーズン、チャップマン&ADの影に隠れがちだが、このチームの魂は間違いなくムッサだ。「頑張れムッサ!」隣の息子が叫ぶ。家内も叫ぶ。私も負けじと叫ぶ。皆ムッサが大好きだ。

46-31香川がリードを広げてハーフタイムへ突入。#7(五十嵐選手)対#10(岡田選手)のマッチアップは絵になる。

第3クォーター

15:15 第3Qいつものスタメンで開始。全員が引き続きハードなディフェンスを披露。新潟が2連続でショットクロックバイオレーションに捕まる。籔(内HC)さんの満足そうな顔に、こちらも満足になる。

交代で入ってきた巧がすぐにレイアップを決める。昨日と違い行動に躊躇が無い。そうそれでいい、躊躇しないことが君の「らしさ」だ。らしく行け!引き続きキレキレの請田、克実、巧で得点を量産する。AD&チャップマンラインも機能し始める。それでも慢心せず#1へのディフェンスは徹底されている。強い。昨日とは見違えるようなファイブアローズに、会場のボルテージも上がる。オレンジを飲み込んでいく。ああこれだ、こういうのが見たかったんだと感慨に耽る。最後に巧が3Pを沈め、78-45香川リードで終了。

新潟の甘いディフェンスでは、今のファイブアローズは止められない。俺達のファイブアローズが、こんなところで負けるわけにはいかない。優勝するんだろう?勝つことだけを考えて応援を続ける。

第4クォーター

15:40 第4Q。巧が引き続きキレキレ、ケニーもいい。オフィシャルタイムアウト後、実質的に試合の趨勢が確定したのでお互い明日を睨みつつ終了。岡田選手の3Pが決まらず残念。昨日も触れたがもっと試投して欲しい。#14(冨岡選手)対#77(松尾河秋)のマッチアップが熱かった。河秋君、ナイスディフェンス!87-63で香川ファイブアローズ勝利!!今日は相手に流れが行きそうになると、籔さんも適切にタイムアウトを取っていてベンチワークも良かった。

激闘後の選手達

試合後

別会場で、アースフレンズ東京Z(7位)が東京ユナイテッドBC(2位)を破ったとの結果を見る。これで香川ファイブアローズ(3位)VS新潟アルビレックスBB(6位)の勝者は、どちらが勝ち上がるにせよセミファイナルはホーム開催となることが決まった。まさかのホーム開催の可能性が現実的になってきた新潟の心境はいかばかりか。もちろん他会場の結果など関係なく、どちらのチームも死力を尽くして戦うだろう。明日も「らしさ」全開のファイブアローズが、新潟の意志を砕く戦いをして欲しい。

頑張れ!ファイブアローズ!!

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