
※レクザムフィールドへ修正しました。大変失礼しました。他にも誤字脱字がありましたので、いくつか訂正しました。
私の住んでいる香川県には、現在J3リーグに所属しているプロサッカーチーム「カマタマーレ讃岐」がある。移住後十数年香川県に住んでいるのでもちろん存在は知っていたが、彼らのホームスタジアムが丸亀市にある「Pikaraスタジアム」の為、高松市在住で且つ車等の移動手段の無い私達家族にとってはなかなか観戦する機会の無いプロチームであった。しかし私の記憶が確かなら昨年だったと思うが、高松市にある「レクザムフィールド」でシーズン中1試合のみだが公式戦を行った。その試合は観戦に行けなかったが、ある程度好評だったのか今シーズンはレクザムフィールドで2試合行われることになり、その内の1試合を観戦できることになった。
長い前振りだったが、つまり「普段なかなか観に行き辛いし、せっかく近くで観れるのだから観に行こう」という、貧乏性の名を変えた「もったいないバイアス」に導かれ、6月21日に行われた「カマタマーレ讃岐 VS AC長野パルセイロ」を観てきました。その全体的な一日のお話になります。
電車でレクザムフィールドへ
先に綴ったように、我が家は車を所有していないので電車でレクザムフィールドのある屋島へ向かいます。香川県のローカル線ことでん志度線「琴電屋島駅」が最寄りですが、我が家の都合上、若干歩くことになるのですがJR高徳線「屋島駅」を使いました。

JR高松駅からだと高徳線に乗り20分位で屋島駅に着きます。屋島は源平合戦の激戦地。香川県の観光名所でもありますので、観光客の皆様も是非一度お越し下さい。屋島駅からバスが出ています。山頂の景色や屋島寺はなかなかいいですよ!



屋島駅から歩くと、真っすぐ向かえば10分くらいでレクザムフィールドに着きます。今回はマックやパン屋さんへ寄り道しながら、ちょうど一般入場が始まるくらいに着きました。



レクザムフィールド
今回我が家はメインスタンド自由席で観戦。初めてレクザムフィールドに入りましたが、以下点でとても良いスタジアムだと思いました。
- 観覧席上のヒサシが大きく、客席に大きな日陰を作ってくれる(雨の日は大きな傘になる)
- トイレが一方通行で渋滞しない(男子トイレのみでの判断)。トイレ自体も多い
- 座席下に空間があり、荷物を入れられる
- 程よい大きさ
- 眺めがよい。この日は晴れて且つ風があり、暑い日だったが最高に気持ちいい

実は我が家は今シーズンのカマタマーレ讃岐の開幕戦奈良クラブ戦をPikaraスタジアムで観戦(カマタマーレ讃岐の試合初観戦)したのですが、冒頭にもあったように何せ遠いため、単純にもっと多くの試合をレクザムフィールドでしてくれたらなぁと思いました。ただもちろん、Jリーグのスタジアム規定や、周辺の住民の方々の都合、また我が家とは逆にPikaraスタジアムの方が都合がいい方がいるでしょうし、あまり簡単な問題ではないことは分かってはおります。
レクザムフィールドで1点残念に思えたのは、自動販売機が全て立入禁止になっていた事くらいでしょうか。まあ出店している飲食店の方の都合は分かるのですが、それはそれとして、元々据え付けられていた自動販売機ぐらいは使えるようにして欲しかったかな、と思いました。その代わりなのか無料給水所はありました。
試合の感想
試合は14:03キックオフ。結果を先に言うと、0-1でアウェイAC長野の勝利。

都内に住んでいた時にいくつかJリーグの試合を生で観たことがあったり、また元々スポーツ観戦が好きなのでヨーロッパサッカーやFIFAの大きな大会は結構観てきました。その上で素人ながらあえて苦言を呈すると、もう少しピッチ全体をワイドに使わないと、継続的に勝ち点を積み重ねるのが難しいのではないかという印象。
杉山茂樹氏の信者ではないが、それでももう少しサイド攻撃に関する戦術を磨かないと厳しい。サッカーと言うスポーツはチャンスに毎回決められるわけではないので、結局「チャンスの回数を積み重ねる事」が勝率を上げる上で重要だと思うのだが、この回数自体が少なくともこの試合ではAC長野の方が圧倒的に多かった。AC長野は主に左サイドを上手く使って得点機を演出していたが、カマタマーレは左右どちらもサイド攻撃(複数人でサイドを崩し、サイドから中央へのセンタリングやマイナスのパス)が全くと言っていいほど無く、結局最終的に中央にボールも人も寄るため、ピッチ全体を使えていない。となると相手のディフェンスも横からの攻撃に備える必要が無く、脅威を感じない。人が密集した中央への縦パスは難易度が高く、それでも偶発的に得点が入ることはあるのだろうが、それでは「必然のゴール」になり得ない。つまり継続性がない。
現代サッカーにおいて、どの強豪チームも強力なサイドバックを擁しているのはサイド攻撃の重要性を認識しているからだ。ピッチ幅を最大限広く使い、ボール保持者の更に外側、ラインギリギリをオーバーラップして前方スペースに駆け上がるサイドバックがいないチームは、強豪になり得ない。これはもう選手と言うよりも監督の好む戦術に依るのかもしれないが、私は今回の試合を眺めながらそんな事を思った。とりあえず「サイドは2人ペアで崩す」等、最低限の決まり事を作って、もう少し中央頼みの偶発性に委ねる戦術からの脱却を図ったらどうだろうか。

まとめ
- カマタマーレ讃岐の公式戦が、高松市のレクザムフィールドで開催!
- レクザムフィールドはとてもいいスタジアムでした!
- カマタマーレ讃岐は敗戦。課題が色々と見えた気がしました。
全くの見当違いで気分を害した方がいらっしゃったら申し訳ないです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。