
このブログ最初の投稿で綴ったが、私は職場の同僚の自殺がきっかけとなり、様々な行動を起こし始めた。ちょうど2年前の6月末だった。結局のところ、彼の死は闇に葬り去られ、何事もなかったかのように、いやむしろ当時より一部の独裁者の単純な「好き嫌い」に拍車がかかり、会社は社員を公然と差別するようになった。特殊な業界ではあるが、今のご時世、まだこのような会社が平然と存在する事に霹靂する。私も精神的に参ることが続き、いよいよ身の振り方を考えなければならない状況になってきた。「嫌だ嫌だ」と呟いても、何も変わらない。
「変わるべきは自分」。
命を賭してそう教えてくれた彼に、何とか報いたい。そう思いながら私は自宅で一人、2回忌のお線香をあげた。
死ぬんじゃねーぞ!!
タレントの中川翔子さんが自身のいじめの実体験を綴った『死ぬんじゃねーぞ!!』。端的且つ(少し不謹慎かもしれないが)あまりに良い言葉なので、私もこれを叫びたい。
死ぬんじゃねーぞ!!
残念ながら一部の人にとって、いじめとは「いじめ」と認識せぬまま大人になっても消えることなく存在し続けている。彼らはターゲットと定めた人に対し、周りを巻き込みながら徹底的に以下思想を埋め込む。
「あなたは、無価値だ」
「あなたは、必要とされていない」
だから
「あなたは、いなくていい」
こういう人達は決して変わらない。抵抗しても無意味だ。こちらが出来る唯一の手段は、距離を取る事。恥も外聞も投げ捨てて、全力で距離を取って欲しいと切に願う。
あなたは、いた方がいい
この記事を誰に向けて書いているのかよくわからない。全く知らない誰かかもしれないし、自殺した同僚かもしれないし、もしかしたら私自身に言っているだけなのかもしれない。けれど、これだけは強く思う。
「あなたは、いた方がいい」
気張らず、気負わず、頑張りすぎず。何の根拠もないけれど、それでもやっぱり私は心の中で繰り返す。
「あなたは、いた方がいい」
終わりに
隣の椅子の上で、猫がすやすや寝息を立てている。私がその柔らかなお腹をそっと撫でると、迷惑そうな声を上げながらも、ゴロゴロと喉を鳴らし始めた。落ち込んでいようが関係なく、日常を繋ぎ留めてくれるこの小さな存在に、何度救われたことか。ありがとうキジトラ猫。
明日からはいつもの日常を綴ることにして、寝ます。おしまい。