【Mリーグ】U-NEXT Piratesーライト層が語るMリーグチーム紹介【麻雀】
U-NEXT Pirates!ーMリーグ公式HPより引用

ライト層が一人で勝手に始めたMリーグ全10チーム紹介記事の第2弾です。今回はU-NEXT Piratesのご紹介となります。ちなみに紹介順は一応個人的な好みの順になりますが、私はどちらかと言うとMリーグ全体の箱推し勢となります。では行ってみよう!

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U-NEXT Pirates

Mリーグ公式HPより引用
  • メンバー構成:小林剛(1番右)、瑞原明奈(右から2番目)、鈴木優(1番左)、仲林圭(左から2番目)
  • チームカラー:ブルー
  • 決めポーズ:敬礼(右手でおでこの所でビシッと)
  • 特長:安定感抜群。単純に全員強い。
  • オーナー:U-NEXT

Mリーグ全10チームの中、ファンそれぞれ好きなチームがあろうかと思うのですが、「じゃあ2番目に好きなチームは?」と聞かれたら恐らく1位になるのではないかと個人的に思うのがU-NEXT Piratesです。雀力、個性、ビジュアル、安定感、チームワーク、どれを取っても抜け目なく、正直このメンバーで入れ替え規定に抵触する未来は全く見えません。それほど完成されたチームです。Mリーグの歴史上、唯一2回優勝している近年安定感抜群のチーム。個人的に「ブルー」というチームカラーも好みですし、何というか「アンチを作らない」といったメディア戦略も見事です。

そうは言ってもU-NEXT Piratesにも苦労の歴史がありました。詳しくは綴りませんが2021-2022シーズン終了後、失意のメンバー入れ替えを経てこそ常勝軍団となった今があります。この「どん底からの急成長」と言ったストーリーも含めて、やっぱり思わず応援してしまうチーム、それがU-NEXT Piratesなのです。

2021-2022シーズン終了後、「キング」こと石橋伸洋選手、「アサピン」こと朝倉康心選手がチームを去り、鈴木優選手、仲林圭選手が新規加入となりました。チームを去った両選手は、その後Mリーグ中継に無くてはならない解説者として度々放送席からMリーグの魅力を発信しています。

小林剛選手

小林剛選手ーMリーグ公式HPより引用

U-NEXT Piratesはそのチーム名宜しく海賊船がモチーフになっていますが、その「船長」(キャプテン)が小林剛選手です。ニックネームは「麻雀ロボ」。麻雀と言うと、私の様な素人は「運が悪かった」や「流れが悪い」と言った「風論者」になりがちですが、小林選手はそう言った感情的な要因を一切排除し、あくまで理論・効率だけを根拠に戦います。先日紹介した「TEAM雷電」とは対極にあるようなスタイルですね。従って「メンゼン・高打点」など目もくれず、「多くアガれば必然的に勝率も上がるでしょ?」という感じで「鳴き」を多用し、とにかくアガリ回数を増やそうとするのが特徴での選手です。

ただ「じゃあ安物手ばかりアガるか」と言うとそういうわけでも無く、「どうせ安いんでしょ?」と見せかけてたまに炸裂する大物手が痛快。他チームの選手からすると、小林選手が同卓だと手役完成の速度を合わせたり、鳴きづらい牌を切る必要があったりと、Pirates随一の個性で対戦相手を苦しめます。

また「ロボ」という愛称と飄々とした受け応えで一見すると薄情な印象を持たれるかもしれませんが、そこは船長。意外と言っては失礼ですがクルー(メンバー)の事をとても大切に思っているのが随所に見て取れます。間違いなくこの船長無くしてはこのチームのここまでの躍進は無かったでしょう。そんな「ロボの仮面を被った熱い男」が、船長・小林剛選手なのです。

瑞原明奈選手

瑞原明奈選手ーMリーグ公式HPより引用

「オーラスの女王」「美しき女海賊」「ゴリラ麻雀」等、異名は尽きないのですが、とにかくもはやMリーグを代表する選手の一人、瑞原明奈選手です。まあ私もMリーグ見始めの頃ビックリしました。「何この綺麗な人!」と。ルッキズムで人を評価するのは良くない事と承知した上でそれでもなお綴るのですが、ライト層がMリーグを見始めるきっかけになる上で、これほど説得力のある選手はいません。しかも瑞原選手の凄い所は、成績も伴っている点です。

ちょうど私が初めてフルシーズン観戦した2021-2022シーズンのMリーグにおいて、沢崎誠選手(KADOKAWAサクラナイツ)との痺れる最終直接対決を制してMVP(個人スコア賞)を獲得したのが瑞原選手でした。その後のシーズンも、常に信じられないようなプラスポイントをチームへ持ち帰り続けています。「ポストシーズン(セミファイナル、ファイナル)に弱い」等と言われることがありますが、そもそも瑞原選手がレギュラーシーズンで大きなプラスを持ち帰るからこそのポストシーズンです。気にせずガンガンやって欲しいと思います。

不利と言われている南家でやたら強かったり、オーラスまで負けていても最後にひっくり返したり、ツモ牌に不満があるとぷくーっとふくれ顔をしたりと、視聴者を飽きさせない才色兼備の女海賊、それが瑞原明奈選手です。

鈴木優選手

鈴木優選手ーMリーグ公式HPより引用

「戦闘民族」との異名を取る鈴木優選手です。新規加入直後の2022-2023シーズン、「どんな選手なのだろう?」とMリーグを観ていた時まぁ度肝を抜かれた選手でした。まさに戦闘民族の名に恥じぬ押しっぷり。素人ながらに「こりゃ1シーズン持たないだろう」と思ったのですが、全くの杞憂でした。一見無茶に見えなくもない「押し」ですが、それは鈴木選手なりの理論に裏打ちされた押しで、きちんと相手選手の当たり牌だけをビタ止めする姿に感動すら覚えます。初年度こそMリーグへの適用に若干苦労してマイナスでしたが、翌2023-2024シーズンは大幅なプラスに転じて最終的にMVPを獲得。昨シーズンも大幅にプラスと、押し引きがうまい安定感抜群の選手です。

鈴木選手と言えば2022-2023シーズン、セミファイナル最終戦登板&敗退した時に見せた失意の姿が思い出されます。先に綴ったようにレギュラーシーズンはマイナス。瑞原選手の活躍で連れてきてもらったセミファイナル、後述する仲林選手との「UK(優圭)コンビ」でセミファイナルを戦い抜きましたが、TEAM雷電に一歩及ばず・・・。

ここからは私の個人的な予想になるのですが、確かあの年のレギュラーシーズン最終盤、2年連続の個人MVPが掛かっていた瑞原選手は個人賞狙いで多少セルフィッシュに打った様な記憶があります(もちろんチームから「個人賞狙いで行け!」と言われていたはずです)。こんなの結果論なので責められる筋合いなんて本来全く無いのですが、セミファイナルであんな1点差を争う展開になった為、瑞原選手が外野から若干バッシングを受けていたような記憶があります。きっと鈴木選手はセミファイナルを勝ち上がって瑞原選手へこう言いたかったのでしょう。

「ほら大丈夫だったでしょ?気にすんなよ」と。

上記は私の勝手な予想なのですが、TEAM雷電の萩原選手の嬉しそうなインタビュー姿とは対照的に、自身に怒りをぶつけるかの様な表情で椅子に座ってじっと下を睨みつけていた鈴木選手の姿は、間違いなくその後のチームの飛躍へと繋がっていると思います。

Mリーグでは「レギュラーシーズン」「セミファイナル」「ファイナル」とステージが上がって行く度にチームが脱落していくのですが、それぞれのステージ終了時の「ポイントの半分」を次のステージに持ち越して戦う事になります。つまりステージ勝ち抜けがほぼ決まっている状態でも、次ステージで優位に戦いを進めるために最終戦まで気が抜けないのです。

見た目のかっこよさとは対照的にキャベツとレタスの区別がつかない点や、家族思いだけどMリーグ参戦を機に単身赴任をしている等、色々とエピソードにも事欠かない鈴木優選手。今やU-NEXT Piratesに無くてはならない戦力です。

仲林圭選手

仲林圭選手ーMリーグ公式HPより引用

「竜を継ぐ者」仲林圭選手です。語弊があるかもしれませんが、恐らく今一番強い雀士なのではないでしょうか?全く抜けが無い打ち回しで、今や「仲林がそう打ったんなら、それが正解」と言わしめるほどノリにノッている雀士です。まあ強い。ゲームじゃないですが、もし個人の力を六角形みたいなステータスグラフで示せるのなら、ほぼ綺麗に大きな六角形が描けるはずです。どこを取っても高成績なのですが、特に目を引くのは状況判断の的確さ。麻雀IQの高さはKADOKAWAサクラナイツの堀慎吾選手と並び立つ、現代麻雀界における最強雀士の一角です。

この「竜を継ぐ者」という異名も私は大好きです。先輩プロ雀士、吉田光太さんのニックネーム「竜」から取られている異名で、このお二人のエピソード等は吉田さんのnoteで綴られており、必読です。

加入初年度の2022-2023シーズン頭ハネで役満が成就できないという伝説的なエピソードを作ったり、底抜けに明るいキャラを演じて2枚目に徹していたり、実力だけではなく盛り上げ役としてもチームに貢献したりと、今やチームの潤滑油として欠かせない選手、それが仲林圭選手です。

「頭ハネ」とは、複数人が同じ待ち牌でロンあがり出来る状況でその牌が出た時、あがる人同士の中で上家(自模る順番が早い人)の方にアガる権利がある事です。当時の状況だと仲林選手は役満・国士無双をロンできたのですが、同じ待ち牌だった上家の選手に頭ハネでアガられてしまいました・・・。振り込んだ滝沢選手(KONAMI麻雀格闘倶楽部)、頭ハネでアガった村上選手(赤坂ドリブンズ)、そして顔を歪めた仲林選手、それぞれの表情が最高過ぎて伝説的な半荘となりました。

まとめ

  • Mリーグ開幕まで後1月(9月15日開幕!)。今回はU-NEXT Piratesをご紹介しました。
  • 未見の方は是非Mリーグをご観戦下さい!とっても面白いよ!
  • 需要があろうが無かろうが、開幕までには全チーム紹介記事書き切るよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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