
全国の猫好きの皆様、こんちには。猫かわいいですよね。本日は良く晴れており、また暖かかったので、私は1月ぶりに愛猫を洗いました。お陰様でキジトラ猫はふわふわです。といった事を他人様へ言うと「猫は洗わなくてもいいのでは?」という意見をおっしゃる方もおり、この辺は猫飼いの永遠のテーマなのではないでしょうか。結論から言ってしまうと医学的には「洗わなくていい」らしいのですが、猫飼育歴20年の我が家では、定期的に猫を洗っています。まだ猫飼育歴が浅い方や、「これから猫を飼いたい!」といった方は参考にして下さいね。

この記事の目次
我が家が猫を洗う理由
先に結論を言うと以下になります。
- 家族が猫アレルギー
- 猫によってはかなり油ギッシュ
- 健康チェックができる
- 単純にキレイになる
一つずつ解説していきます。
家族が猫アレルギー
私が猫を初めて飼育し始めたのは約20年前、当時はまだ入籍していませんでしたが、現在の家内と一緒に住んでいた頃でした。その頃の事は「三毛猫の視点」から、以前記事にしました。
ここで困った事が起こりました。何と
家内が猫アレルギーだったのです。
犬や猫のアレルギーを持っている方は意外に多く、何に反応するかと言うと「皮膚」。つまりフケですね。これは生き物であれば人間ももちろんある程度剥離してその辺にバラまいているものですが、基本的には毎日お風呂なりシャワーなりで体を洗っている為、ある程度清潔に気を遣っている方だったら問題になりません。しかし猫は別。毎日結構念入りに部屋中を掃除しても、1月も経つと猫自体の汚れにより、家内のアレルギーセンサーがビンビンに反応。目が痒みで腫れたり、鼻水やクシャミが止まらなくなりました。従ってその後、2週間~4週間に1回の頻度で猫を洗うようになりました。
「人間都合でひどい!」という意見もあろうかと思いますし、そう言われればごもっともなのですが、私達は可能な限りお互いが「共存」できる道を選択しました。猫自身は最初は嫌がるのですが、ルーティン化すると渋々ながらそんなに抵抗せず受け入れるようになり、また私達も洗い終わった猫をいつも以上に優しく愛でることで、お互いが可能な限り快適に過ごせるようになりました。ちなみに
その後生まれてきた息子も猫アレルギーでした。
正直息子の方が喘息持ちな上症状がひどく、発覚した時はまだ小さく抵抗力も低かったため、医者からは「お子さんの為には猫との生活はあきらめた方がいい」とまで言われたのですが、当時2匹いた猫を「あきらめる」等という選択は出来ません。「洗う」以外にも色々と工夫しながら、猫(達)は今ももちろん我が家の一員として一緒に暮らしています。皆様も、お互い可能な限り快適に「共存」できる妥協点を見出して猫ライフを送ってください。
猫によってはかなり油ギッシュ
私の猫飼育歴は、三毛猫(1匹)→三毛猫&キジトラ猫(2匹)→キジトラ猫(1匹)ですが、同じ「猫」といってももちろん個体差があります。我が家で言うと、三毛猫は若干ベタベタ派、キジトラ猫はふわふわ派。毛並みが全然違うのです。
常に丹念に毛づくろいをしていた三毛猫は、人間でいうところのきちっと髪型を決めた社会人。対してキジトラ猫はあまり熱心に毛づくろいはせず、例えるならばナチュラルヘアの大学生。キジトラ猫はまだしも、三毛猫に関しては「むしろ定期的に洗われるの前提なのでは?」といった感じで、洗ってあげると毛にボリュームが戻り、本来の「毛皮」としての役割が復活しているように見えました。つまり「洗うかどうか」は、その飼育している「猫によって」必要可否も頻度も変わるという事です。皆様の愛猫はどうでしょうか?こればっかりは、その猫を誰よりも理解しているあなたが決めましょう。
ちなみに我が家が使っている猫シャンプーはこちら。最近パッケージが変わって、私は間違えて長毛種用(上)を買ってしまったのですが問題なし。短毛種用(下)もあるみたいです。


健康チェックができる
これはあまり指摘している人がいないと思うのですが、ルーティンで猫を洗うメリットです。洗う時は温かいシャワーで猫を濡らし、猫シャンプーをつけ洗います。当たり前ですが、この際全身を隈なく指でなでながら洗うため、猫の体表面に異変が無いかが分かります。我が家はこの20年、この作業の中で
猫の円形脱毛症や、皮膚がん(肥満細胞腫)を見つけました。
異変に気付いてあげられるのは飼い主しかいません。「いつもと違う(気がするでもOK)」と思ったら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。我が家では、三毛猫が生涯で皮膚がんの手術を2回行い、2回とも大事に至らず通常生活に復帰出来ました。早期発見は、人間の5倍の速度で生きている猫には死活問題。「洗う」とセットの必要はないかもしれませんが、参考にして下さい。
単純にキレイになる
これは「猫」も「家」もです。先に綴ったように家内のセンサーがある意味優秀だったので、「猫の汚れ」を主観を排して判断できました。これが本来はなかなか難しい。
私は警備員のバイトをしたことがあるのですが、警備で新しいエリアに踏み入った際に一番先に気をつけなければならないのは「匂い」です。なぜなら人間は「匂い」にすぐ慣れてしまい、変な匂いとかしても直ぐに感じなくなってしまうからですね。なので警備員は「匂い」の異変を感じたらすぐにその場を離れます。(私がバイトした警備会社の知識なので、他の警備会社や一般的にはどうかまでは確証持てません)
誰かの家にお邪魔した際、その家独特の「匂い」ありますよね?まさにその知り合いと同じ匂いがするはずです。ただもちろん本人はその匂いに気付いていません。慣れているからですね。ペット飼っている人も同じ。自分は常にその中にいるので「匂い」がきつくなっても気付けません。猫はいい匂いです。アレルギーの無い私はよく猫に顔をうずめて「猫吸い」をしているのですが、いつまでも嗅いでいられます。しかしそれは「私の主観が入った」いい匂い。猫洗いはそうした飼い主の主観を排する事ができる点で、メリットと言えるのではないでしょうか。

猫洗いの注意点
そうは言っても、猫達にとっては好きではない猫洗い。以下の注意点は最低限守りましょう。
- 寒い日はしない
- よく拭く
- 猫達のあたれる暖房器具を用意する
- 体調が悪い時はしない
- 終わったらいつも以上に愛でる
寒い日はしない
寒い日のシャワーだけはつらい・・・まあこの辺の感覚は人と同じですね。我が家では冬は1月に1度洗いになります。対して夏は2週間に1度洗い。特に冬は「~寒波」とか来ている時は避けましょう。生死に関わります。
よく拭く
少しでも洗った後の乾きがよくなるよう、念入りに水分を拭き取りましょう。1匹につき、最低でもバスタオル2枚分は必要です。
猫達のあたれる暖房器具を用意する
大抵の猫はそうだと思いますが我が家の猫達もドライヤーを嫌がるので、何かしら自分からあたりにいける暖房器具を用意しましょう。我が家は遠赤外線電気ストーブを点けています。猫は頭のいい生き物ですので、その前に行けば温かい事を覚えます。暖房器具の前で濡れた毛皮を乾かしてもらいます。夏以外は必須です。
何でもいいけどこういうの置いて下さい。濡れた毛は寒いのです。

体調の悪い時はしない
これも人と同じで当たり前ですね。あとは予防注射の後、1週間以内とかも避けましょう。猫達にとって体が濡れるのは一大事。少しでも異変を感じたら固執せず、すぐに延期と決めてください。

先にご紹介した三毛猫のお話に詳しくは綴っていますが、病気あるいは老いて余命幾ばくも無い猫も洗わないであげて下さいね。これも人と同じです。
終わったらいつも以上に愛でる
これが無いと、猫達との信頼関係が築けません。「ご褒美でおやつをあげる」とかでもいいかもしれませんが、やはり一番のご褒美は飼い主の愛情。いっぱい撫でて遊んであげましょう。猫達も私達も幸せになれます。
まとめ
- 猫は洗わなくていいけど、洗うメリットもある!
- どちらがいいか、最終的には飼い主次第!
- 洗うなら、愛情をもって洗おう!
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。