
2026/3/15(日)、第1回かがわマラソンが晴天の下開催されました。約1万人が駆け抜けた讃岐路。私もその1万人の1人として、参加してきました。今回はそんなかがわマラソンの感想記事です。結論から申し上げますと、
最高でした!
私の目標
私にとっての初マラソン。詳しくは2日前の記事で綴りましたが、左足の怪我の影響もありとりあえず完走を目指しました。
1月くらいのイケイケの時期は「SUB4.5(4時間29分59秒以内のゴール)目指す!」とか言っていたのですが、正直難しいと思っていました。けれど、一度は定めた目標。どこか頭の片隅に居続けていました。
前日もやっぱり左足が痛い。けれど泣き言を言っても始まりません。とりあえず本番で着るTシャツにメッセージの書き込みをして準備をしました。


スタート前
朝、JRで高松駅へ移動。電車の中もランナーだらけ。駅もランナーでごった返してました。みんな速そうに見えます。(身震い)


当たり前ですが、あなぶきアリーナ香川周辺も凄い人です。私は香川ファイブアローズのホーム試合の時などはあなぶきアリーナ香川へ行くのですが、よく考えたらあの倍以上の人(応援の方も入れたら更に倍くらい?)が集まっている訳で、壮観な眺めでした。

しばらく時間を潰してから、着替え&出発エリアへ移動します。私は初心者なので最後尾のFエリアです。一緒に参加する家内の友達のトライアスロンガチさんはCエリアでした。「ウォームアップエリアで!」と別れたのですが、出発エリアも人が多く、会うとか無理でした。



トライアスロンガチさんに、「スタート前は体が冷えるから、ゴミ袋着た方がいいよ!」と経験者しか分かり得ない貴重な情報を前日に教えて頂いたので、首と手を出せるゴミ袋を直前まで着ていました。何せ走り出すまで30分以上あるのに、半袖短パンですからね。この日は幸い風が弱かった&ゴミ袋のお陰で何とかなりました。
10:00号砲!しかしFエリアは最後尾スタートなので、結局15分くらい過ぎてからスタートラインを越える事になりました。

ちなみにここで「じゃあ15分損しちゃうんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、マラソン大会は基本的に2つのタイム計測があります。1つ目は、号砲が鳴ってからのタイムである「グロスタイム」。もう1つはランナーのゼッケンの裏に仕込まれているセンサーがスタートラインを越えてから計測の始まる「ネットタイム」です。この2つ目のネットタイムが、その人本来の記録となる訳です・・・ただし私は可能ならば
見た目的(グロスタイム)にSUB4.5を達成したい!
と、思っていました。誰の目にも明らかですからね。
スタート!
そんなこんなで、15分のハンディキャップマッチが始まりました。前方にはほぼ1万人のランナー。この2月間、毎日Youtubeを見てランニングの勉強をしてきました。
「前半飛ばし過ぎるな」。
SPIRITS RUNのみっちーさんの言葉を思い返す。さすがに遅過ぎる人は抜いたが、じっと息を潜める。
「足は直ぐに離す」。
かがわマラソンアンバサダーでもある三津家貴也さんの言葉を思い返す。着いた足は直ぐに離し、股関節で回し、真下着地。
「膝を上げるな」。
何度も見返した【ランニング塾】塾長 新田颯さんの言葉を思い返す。膝は上げない。胸を張る。腕を振る。体は真っすぐに。前傾姿勢。
東京マラソンで失敗した動画を、包み隠さず公開したかがわマラソンアンバサダー志村美希さんの勇気を思い返す。私も、強くありたい。
マラソンとは孤独なレースだと思っていた。自分1人だけとひたすら向き合うスポーツだと。しかし、それは間違いだった。見上げると沿道からの絶え間ない声援。
「香川にゃんこさん、頑張れ!」
まさかの展開に、驚き、ぎこちなく挨拶を返す。思い返せば私の今までの人生、親族以外から応援されることなどなかったような気がする。「応援される職業は多くは無い。応援される事に感謝しなさい」。香川ファイブアローズの藪内HCが、度々言われている言葉を思い出す。そうだね。と、走りながら私は思う。
「頑張れ」って、本当に頑張れるんだ。
これを当たり前だと思ったらダメなんだね。だって本当に嬉しいもの。感謝。
7kmを過ぎた辺りから、ギアを入れ替える。常に縫う様に走る為、走りにくいがしょうがない。15分早くスタートした「4:30」のペースランナーを捕まえに行く。


綾川の折り返し地点まで来ても「4:30」のペースランナーの姿は見えない。やはりと言うか、やっぱり左足はスタート早々に痛みを発していた。しかし、アドレナリンが左足を黙らせる。「行けるところまで行こう」。私は自分の足と、EVO SL WOVENに話しかける。普段20km走をしているため、この時はまだまだ行ける感覚があった。ちなみにレース中の写真はここが最後。この後苦しい時間が増え、携帯電話を操作する余裕を徐々に失う。
恐らく22km辺り、「4:30」ペースメーカーの集団に合流。しかしまだ体に元気が残っておりペースが遅く感じたため、「4:00にも追いつけるかも?」と集団を追い抜いて更に先に行くことに。今にして振り返ると、この判断が間違いだった。2km程並走したのだが、集団で走ってた方がペースが一定で明らかに走りやすかった。私はランナー時計を持っていない(今度絶対買う!)。全て感覚で走っていたため、ペースがまちまちだったのだ。結論を先に言うと、ここで無理をして余計な体力を使った&足の疲労のため、30km手前から明らかに失速。結局36km付近で再び「4:30」ペースメーカー集団に吸収される事になった。人間欲を出すとロクなことはありません。(戒め)
30kmを過ぎてからは、本当に苦しい時間。1km1kmがとにかく長い。「腕を振れ」。「腰を落とすな」。
「絶対に立ち止まるな。気持ちが折れたら、二度と走れない」。
自分に言い聞かす。アドレナリン等関係なく、左足が悲鳴を上げている。いや右足もだ。脳が「止まれ!」と警鐘を鳴らし続けている。
「頑張れ!」
沿道の方々が、最高のおもてなしをしているボランティアの方々が、私を奮い立たせる。脳に抗う力をくれる。正直、この声援が無ければとっくに私は歩いていただろう。最後まで立ち止まらず走り抜けられたのは、この最高の声援のお陰だと断言する。
皆様、本当にありがとうございました。
「4:30」のペースメーカー集団に吸収された後、気持ちを入れ直し、ボロボロの体を引き摺って付いていく。限界突破。もう昭和の根性論全快。
「痛い?ゴールした後の事なんで知らねえよ!ここまで来たんだ。絶対にSUB4.5を達成する!」
体は信じられないくらい苦しい。情けないくらい喘いでいる。冗談抜きに、今にも倒れてしまいそうだ。
けれど、私は嗤う。
今、この「今」は、私は全力を出していると断言できる。40歳を超えて、全力で向き合える事などなかった。常に中途半端だった。このまま中途半端な人生を過ごすのだと、漠然と思っていた。
かがわマラソン。
私に、全力で向き合わせてくれてありがとう。私から、余裕を奪ってくれてありがとう。
私は、今、幸せだ。
最後のアンダーパスのえぐい事よ。。そんなこんなで、何とか4:30の集団と一緒にゴール!


5000人抜きってのも、なかなか経験出来る事じゃないので斬新ですね。

男性更衣室&荷物預け場所はあなぶきアリーナ香川の地下駐車場だったのですが、足が痛すぎてなかなか降りられなかったです。特にFエリア含むタイム遅いエリアは地下2Fまで降りなければならなかったため、本当にきつかった。。ただ充実感は最高!周りに人がいなかったらきっと大声で叫んでいました。

最後に
家内と息子もファンラン頑張りました。

来年も(エントリー出来たら)出るぞ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。さすがに寝ます。










